誰でも暮らせる地域社会をめざして
ハート・ルート・ドライブ 宮林 正明
障がい者の方々は生まれ育った地域で暮らす事は難しい状況が今もあります。
特に障がい者の方々が暮らすには3つの大きな問題があります。制度、住宅、移動、の問題です。障がい者の方々は労働で生活を維持していくのはなかなか困難です。それは、バリバリ仕事ができるのがⅠ番の望みですが、うまく体のコントロールがきかないのが障がいなので、健常者のように働くことが劣ってしまう。そこで生活を安定させるには、行政が行う制度を活用して収入や介護・介助などの支援を受ける必要があるので障がい者手帳を持っている、各割引(公共交通や高速道路)などもその一つだと思います。
次に住宅の問題です。車いすの方などが暮らしやすいようなバリアフリーの住宅に暮らせる方はまだまだ一部の方です。特に1人で自立した生活をする場合住宅を探すのに大変苦労します。なぜなら公営住宅のバリアフリー住宅は、まだ限られているし民間のアパートも改造しなければならなくなると、拒まれるケースが多かった ただ今は高齢者の方々が増えた事によって理解してくれる貸主の方も多くなってきた。公営も含め
3つの問題の中で1番進んでいないのが移動の問題だと思います。家の中で暮らしを営む事は制度の面でもかなり整備されています。しかし通院や買い物で家から一歩外に出ることはまだまだ勇気がいる方も少なくありません、交通手段を考えても乗合型(電車やバス)非乗合型(タクシー・自家用車)などがありますが、いずれもまだまだ使いにくいし使える乗り物も少ない現状です。特に重度障がい者に私とっては介助者も伴わなければならなく経済的にも負担が多くなる。私たちは移動の問題に特にこだわって移動と介助の一体的な支援をしていきたいと思い今の団体を設立しました。
福祉有償運送が中心なので全くの無料送迎ではありませんが、継続して定着していくために実費程度の料金で玄関から玄関までの移動手段をめざしていきたいのです。
移動を主にする事業は採算性の面から成功するには大変難しい事業と言われています。だから採算の取れない路線は廃止になるのです、廃止になっても利用者が0になるわけではありません。移動できずに生活が成り立たなくなる人も多いと聞きます。
それぞれのニーズに合った移動手段が必要なのではないかと思います。
私たちは、利用者目線に立った移動手段を常に考え、NPOの理念に沿って障がい者・高齢者の支援を続けていく事で誰でも差別なく暮らしていければと思います。